2005年8月27日 |
五新線ポタ(修行です) |
夏期休暇中に、行きたいと思っていて行けなかった五新線(奈良県五条市と和歌山県新宮市)
をKAおじさんとポタってきました。
本来、五新線とは五条と新宮を結ぶ鉄道(国鉄)のことでしたが、着工はしたもののいろいろな
事情で、列車が走ることなく工事半ばで中断となった路線です。
私たちは、吉野川・熊野川沿いの国道168号線を五条から新宮までポタしてきました。
今回のコースは、ご近所の自転車を専門にしている大ちゃんのパパのホームグランド(自分で
ペタルを漕いでいるとは思えませんが)にしているルートです。
出だしの25kmで700mくらいまで上るけど、その後は基本的に下りやから楽勝とのこと。
そもそもKAおじさんと二人で行く破目(?)になったのは、金曜日の夕方、どこかに行きたそう
な顔をしてやってきたKAおじさんに発した"五新線は?"の一言が修行の始まりでした。
ということで、翌朝、JR和歌山線の始発で五条まで輪行し、7時50分に五条を出発。
新宮到着の目標は17時、約9時間。
新宮駅18時4分発の最終の特急に間に合わなければ現地泊もやむなし。
と言いながらも二人とも財布の中は余裕なし。( ← 輪行中に発覚 )
出だしの上りは案外楽にクリアし、谷瀬の吊り橋をながめながら昼飯。
今日のメニューは、少々高めのきつねうどんとめはりずし。
五新線の途中では唯一土曜日に稼働していた上野地郵便局のATMで軍資金も補給。
<教訓:インターネットバンキングでは現金は出ません>
これで安心したのがいけなかったのか、神様は私たちに新たな試練を与えたもうた。
私には右ひざに痛みを、KAおじさんにはパンクという試練を。
汗を流しながら必死にチューブを換えるKAおじさんには申し訳なかったのですが、私には足の
休養になりました。
「あっ、そうや、パンク修理をしたところにあった自販機に150円ぼられたんや!」
本宮から新宮までは、ほとんどアップダウンがないところですが、右ひざの痛みのため思うよう
にペースを上げられません。時計を見ながらのラストラン(行)でした。
神様のご加護もあって、17時20分新宮到着。
( ← これって淡路島一周の時とおんなじ? 進歩しとらんなあ)
KAおじさんには祝杯をあげるビールとおつまみの買出しまでお願いして、目標の電車に乗り込
み21時45分無事帰宅。
140km、9時間半の修行でした。
こんな突然の誘いにのってくれたKAおじさん、ありがとうございました。
準備不足でも「行ったら何とかなるやろ」的なこんなポタも好きです。
さぁっ、次はどこ行こ? ( ← 懲りてないなあ )
船戸駅から五条駅までは輪行です。 | 大和街道の風情が残る五条街並み。 |
吉野川 和歌山では紀ノ川です。 |
この高架部分が本当の五新線 現在は路線バス専用道路のようです |
西吉野トンネルの入り口だったと思います。 急に決まったポタのためか、上り坂をじっくり楽しむKAおじ さん。 |
新天辻トンネルを抜けやっと今回の最高地点を越えました。 でも新宮までは110kmあります。 |
谷瀬の吊り橋の手前、高規格道路が建設されています。 よくまあ、こんなところに、 大変な工事ですね。 |
日本一の吊り橋、谷瀬の吊り橋です。 地元の人はバイクで渡っています。 |
谷瀬の吊り橋のすぐ近くにある郵便局です。 土曜日ですがATMも稼動していました。 210円の手数料を払って?万円を出金しました。 |
道の駅十津川温泉郷の足湯です。 艶かしいおみ足をお見せできるのはここまで。 |
道の駅十津川温泉郷の足湯です。 家族連れでにぎわっていました。 疲れが出てきていた脚のリフレッシュになりました。 |
地図には名前は出てませんが、こんな滝がいくつかありま した。 |
きれいな渓谷です。 | 折立橋からの熊野川(十津川)。 何とも言えないきれいな水の色です。 |
土河屋トンネルの手前、立派な道路ができています。 自転車で通ってよかったんかなあ? |
県境の土河屋トンネル。 やっと和歌山県に戻って(?)きました。 |
熊野本宮大社跡に立つ大斎原(おおゆのはら)の大鳥居 ここから新宮までは今年5月に走った道です。 |
本宮ではもう稲刈りをしていました。 |
<全体地図>
<五条〜天辻峠>
<天辻峠〜谷瀬の吊り橋>
<谷瀬の吊り橋〜折立>
<本宮>
<新宮>